ふくしま歯科マガジン-2022年11/1号 更年期障害

  • 更年期障害男女ともに40歳を過ぎた頃から見られる、様々な体調の不良や情緒不安定などの症状をまとめて更年期障害と呼びます。
    40歳代以降の男女の性ホルモン分泌量の低下が原因となる自律神経失調症に似た症候群です。
    厚生労働省:e-ヘルスネット『更年期障害』より

    加齢と性ホルモン分泌の変化とりわけ男性の更年期障害を、「加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)」ともいいます。
    また近年では、本来の更年期には早いけれど、過度なストレスや無理なダイエット、生活習慣の乱れなどによって、更年期障害と同様の症状が発生する「若年性更年期」という言葉も耳にするようになってきました。

  • 更年期障害の原因

    体内のホルモン代謝が大きく変化すること・家庭、職場など周囲の環境原因・気質(完璧主義・真面目・神経質)

  • 簡略更年期指数(SMI)

    症状の発現や強さには個人差があり、日常生活に支障のない程度から、外出もままならないほどの重症の人もいます。
    症状の程度によって点数を入れ、その合計点をもとにセルフチェックしてみましょう。
    〈更年期指数の自己採点の評価法〉

  • 何科を受診するの?更年期でイライラ・カッカッ・ドキドキ

    更年期障害の可能性がある場合、基本的には婦人科・更年期外来・女性外来・男性更年期障害専門外来を受診します。
    更年期入りしたかどうかは、血液検査でホルモン値を調べればわかります。骨密度測定もよい指標となります。

    但し、その症状が『更年期障害』によるものと自己判断してしまうのは危険です。別の疾患の可能性もあります。
    まずは一番辛いと思われる症状に該当する診療科で受診して、一度検査をしてもらうのも安心です。

  • 病院での治療の例心療内科の医師とカウンセリング

    ★ホルモン補充療法(HRT〈Hormon Replacement Therapy〉)…
    ホットフラッシュなど血管運動神経症状に効果的

    ★漢方薬治療…
    ホルモン補充療法が受けられない場合や抵抗がある方

    ★心療内科・精神科での治療…
    うつや不安などの精神的な症状が強い場合、カウンセリングや向精神薬の使用

  • 症状を軽減するセルフケア

    〈バランスの良い食事〉〈適度な運動〉〈質の良い睡眠〉が基本です。
    日常生活に無理がないかを見直して、健康管理に気をつかうことからはじめましょう。夫婦でのんびりゆったり焦らず更年期を過ごす

    市販のサプリメントや漢方薬を活用したり、『自律神経』を整えるだけで症状が緩和する場合もあります。
    からだを冷やさない、運動や半身浴で1日1回は汗をかく、ツボ指圧、腹式呼吸・鼻呼吸を意識して行いましょう。
    アロマセラピーやミュージックセラピー、趣味を楽しむなど、自分が心地よいと感じられるものを取り入れて、「更年期の辛い症状はいつかは終わるもの」と、おおらかに、上手に乗り切りたいですね。